顔の脂肪移植 過剰注入による副作用、
改善できるのでしょうか
良い結果を期待して受けた脂肪移植が過剰注入につながってしまったとき — 現れる副作用の原因から具体的な改善方法、そしてファミ脂肪移植が提示するアプローチまで、一緒に見ていきましょう。
脂肪移植の過剰注入、どうして起きるのでしょうか

脂肪移植における「過剰注入」とは、単に「たくさん入れた」という意味ではありません。特定の部位で血液供給が対応できる量を超えた脂肪が一度に注入されたときに起きる、構造的な問題なんです。移植した脂肪細胞が生き残るためには、周囲の組織から新生血管が十分に伸びてくる必要があります。しかし一か所に過剰な量が集中すると、血管が届かない中心部の脂肪は正常に生着できず、壊死したり吸収されてしまいます。
過剰注入が起きる背景には、さまざまな要因が複合的に絡み合っています。「たくさん入れればたくさん残る」という誤解から生じる過剰な注入量、太いカニューレによる精密な量の調整の難しさ、レイヤーごとに分散させず単一層に集中させる注入方法などが代表的です。結果として、望むボリュームが得られないにもかかわらず、副作用だけが生じるという逆効果につながります。
過剰注入後に現れる代表的な副作用
過剰注入の結果は、単に「顔が大きく見える」という美容上の不満にとどまりません。血流が届かなくなった脂肪がどのような経路で変化するかによって、さまざまな形の副作用が現れる可能性があります。施術直後の浮腫みと混同されやすいため、適切なタイミングで状態をしっかり評価することがとても大切です。
過剰注入による副作用は、施術直後よりもむしろ3〜6ヶ月後に、より明確に現れるケースが多いです。初期の浮腫みが引いてはじめて、実際の定着状態が見えてくるからです。そのため、あまりにも早い段階での評価や再施術は、かえって正確な判断を難しくしてしまうことがあります。
過剰注入の副作用、どのようにアプローチすべきでしょうか
すでに過剰注入が起きてしまった場合、とにかく早急な再施術よりも、段階的で慎重なアプローチのほうが大切です。状態によって選択できる方法が異なりますので、まず正確な現状評価が出発点となります。
パミ脂肪移植が過剰注入リスクを低減できる理由
パミ(PAMI)脂肪移植は、マイクロカニューレを使用して脂肪をごく少量ずつ複数のレイヤーに分散配置する精密技術です。一か所に大量の脂肪を一度に集中させるのではなく、血管供給が届く範囲内で少量ずつ配置するため、定着環境が安定し、過剰注入のリスクが低くなりますよ。
このアプローチは、初回施術での過剰注入を防ぐだけでなく、既存の脂肪移植結果を修正するリタッチの場面でも強みを発揮します。狭い範囲のみに選択的にアプローチできるため、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えることができますよ。
セロン皮膚科は清潭の先端再生医療指定病院として、パミ脂肪移植技術に幹細胞・エクソソームを基盤とした再生医療アプローチを組み合わせています。脂肪を「移植すること」にとどまらず、定着環境を能動的に整えることがセロンの脂肪移植における中心的な理念です。過剰注入の副作用を修正するリタッチケースでも、この理念は同様に貫かれています。

