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No. 18号 2026年6月21日

フェイシャル脂肪移植 · セロン皮膚科

定着した脂肪は消えません
では、時間が経つと顔の印象が変わって見えるのはなぜでしょう

「一度移植すれば永久的」という言葉も、「数年経てば全部消えてしまう」という言葉も、どちらも完全には正しくないんです。 定着の仕組みと顔の老化メカニズム、この両方を合わせて理解することで、脂肪移植の結果をしっかり予測できるようになります。

「半永久的」または「長期持続」という表現は、正確にどういう意味なのでしょうか

顔への脂肪移植、生着した脂肪は消えません — では、なぜ見た目が変わるのでしょうか

顔の脂肪移植について調べていると、必ずといっていいほど目にするのが「半永久的な効果」という表現です。ところが、この言葉が正確に何を意味するのか、丁寧に解説しているところはなかなかありません。漠然と「長く続く」という印象だけが残ってしまい、実際に数年後に顔の印象が変わると「移植が失敗したのでは?」と戸惑ってしまう方も多いですよね。

正確にお伝えすると、このように整理できます。移植された脂肪細胞のうち生着に成功した細胞は、その後も自分の体の生きた細胞として存在し続けます。吸収されたり消えてしまったりすることはありません。この観点から言えば、「永久的」と表現しても決して間違いではないのです。

では、なぜ時間が経つにつれて結果が変わって見えるのでしょうか。それは移植した脂肪が減ったのではなく、脂肪を包んでいる顔そのものが変化するからです。肌がたるみ、支持靭帯が緩み、骨格がわずかに変化するという自然な老化が進むことで、顔全体のボリューム感や輪郭が変わっていくのです。

「脂肪移植から数年が経ち、ボリュームが減ったように感じる場合、移植した脂肪が吸収されたのではないケースのほうがはるかに多いです。移植周辺の肌の弾力が低下し、顔の支持組織が弛緩することで生じる老化の変化です。この二つを見極めることが、リタッチが必要かどうかを判断する最初の基準となります。」

つまり、脂肪移植そのものの生着結果は維持されますが、私たちの顔は時間の流れとともに変化し続けます。この二つを混同してしまうと、施術結果への期待と現実の間に大きなギャップが生じてしまいます。

3〜6ヶ月 生着が完成するまでの
平均期間
30〜70% 一般的な
脂肪生着率の範囲
永久 生着に成功した
脂肪細胞が存在する期間

生着率が30〜70%という幅で知られているのは、技術レベルだけでなく、患者様の血液循環の状態、移植レイヤーの厚み、脂肪粒子のサイズなど、さまざまな要因が関わるためです。この数字だけを見ると「半分が吸収される」という印象を受けるかもしれませんが、大切なのは生着が完成した後、生き残った細胞がどれだけ長く持続するかという点です。そして生着した細胞は、消えることはありません。

移植後、時間の経過とともに顔はどのように変わるのでしょうか

1

施術直後 — むくみと過矯正の時期

移植直後は、組織反応によるむくみが加わり、ボリュームが実際よりも豊かに見えます。この状態が最終的な結果ではありませんよ。施術設計の際に定着率を考慮して、意図的にボリュームを多めに入れるオーバーコレクション(過矯正)が行われることも多いんです。むくみが引き、定着が進むにつれて、自然な形に落ち着いていきます。

2

1〜3ヶ月 — 定着進行中、ボリューム安定化の段階

移植された脂肪細胞が周囲の組織や血管とのつながりを築き、生き残り始める時期です。この期間中に定着できなかった脂肪は吸収され、定着した細胞だけが残ります。ボリュームが減ったように見えて不安になるかもしれませんが、これは正常なプロセスです。この時期はまだ判断を保留されるのがよいでしょう。

3

3〜6ヶ月以降 — 定着完了、結果の確認

この時期から結果が安定してきます。生き残った脂肪細胞はご自身の体の一部となり、体重の変化や代謝の過程にともに反応するようになります。この状態がいわゆる「永久定着」の状態であり、この時点を基準にリタッチの必要性を判断するのが基本です。

4

数年経過 — 顔の自然な老化とともに

定着した脂肪はそのまま残ります。しかし、皮膚のコラーゲンが減り、顔の皮膚を骨に固定する支持靱帯が緩むことで、顔全体の形が変わってきます。このときボリュームが「消えた」ように見えることがありますが、これは移植した脂肪がなくなったのではなく、顔そのものの老化によるものです。リタッチを決定する前に、原因を正確に見極めることが大切です。

脂肪が「消えてしまった」と感じる本当の原因、4つ

顔の脂肪移植から数年が経ち、「ボリュームがかなり減った気がする」とおっしゃる場合、ほとんどのケースでは移植した脂肪が吸収されたわけではありません。顔という立体的な構造そのものが、加齢によって変化することで生じる現象なんですよ。この変化を理解しておくと、脂肪移植後に時間が経っても「なぜこんなに印象が変わるのか」が、ずっと明確に把握できるようになります。

皮膚の弾力低下

コラーゲンとエラスチンが減少することで、皮膚がたるみはじめます。移植した脂肪がそのままの位置にあっても、それを包む皮膚がたるんでしまうと、全体的にボリュームが少なく見える効果が生じます。皮膚自体をハリのある状態に保つことが、脂肪移植の結果を長持ちさせるうえでも大切な理由はここにあります。

支持靭帯の弛緩

顔の皮膚を骨格とつなぎとめている靭帯組織(retaining ligament)がゆるむことで、皮膚と脂肪組織が重力方向へ移動します。この「たるみ」は、移植した脂肪の位置とボリューム感の両方に影響を与えます。目の下のボリュームが下がったり、ほうれい線が深くなったりするのが、その代表的な例です。

骨格の微細な変化

骨も加齢します。頬骨・下顎骨・目の周囲の骨など、顔の骨格が徐々に退縮することで、その上にある軟部組織の位置やボリューム感も変化していきます。これは脂肪移植の有無にかかわらず進行する自然な老化現象です。骨格の変化を見越したボリューム設計が重要な理由が、まさにここにあります。

体重変動による反応

生着した脂肪細胞は、ご自身の体の脂肪細胞とまったく同じように機能します。体重が減ると移植部位のボリュームも一緒に減ることがありますし、体重が増えるとボリュームが増すこともあります。大幅な体重変動は施術結果に直接影響しますので、施術の前後を通じて一定の体重を維持することが、結果の安定化につながります。

この4つの変化が複合的に作用するため、移植後に時間が経つにつれて顔の印象が変わっていくのは、自然なことです。大切なのは、この変化が「どのような形で」現れるかということです。施術設計がどれほど精緻であったか、加齢の方向性まで事前に考慮していたかによって、数年後の仕上がりの自然さが大きく変わってきます。

PAMIの脂肪移植がこの課題にアプローチする方法

PAMI脂肪移植は、単純に「生着率」だけを追い求めるものではありません。移植後、時間が経っても自然な仕上がりが持続するよう、解剖学的なレイヤー単位でボリュームをデザインするアプローチです。今この瞬間のボリュームだけでなく、数年後の顔の変化まで見据えた設計こそが、PAMIの中心にある考え方です。

従来の脂肪移植における一般的なアプローチ

  • ボリュームの確保を最優先として移植量を設定
  • 皮下の単層・二層への集中注入
  • 過矯正に頼って生着後の仕上がりを調整
  • 加齢とともにたるみ・非対称のリスクが増大
  • リタッチの時期や範囲の予測が難しい

PAMI脂肪移植のアプローチ

  • 解剖学的な脂肪コンパートメントごとに精密なレイヤー分散移植
  • マイクロファット・ナノファットを組み合わせた注入
  • 加齢の方向性を考慮したボリューム配分設計
  • 脂肪幹細胞による肌再生効果も同時に期待
  • リタッチの周期・範囲の予測精度が向上

セロン FAMI 脂肪移植 — レイヤー設計と再生医療アプローチ

顔のボリューム構造は、単一の脂肪層でできているわけではありません。実際には、皮膚のすぐ下にある浅層脂肪層(superficial fat compartment)、筋膜の上に位置する深層脂肪層(deep fat compartment)、そして筋肉下方の深部脂肪コンパートメントに分かれています。各レイヤーによって老化のスピードや重力による移動方向が異なります。

FAMI脂肪移植では、このレイヤー構造を正確に把握した上で、どのコンパートメントに、どれくらいの量の脂肪を、どの粒子サイズで移植するかを、患者様お一人おひとりの解剖学的特性に合わせて設計しています。この設計の精度が高いほど、施術から数年が経過しても、予測可能な形で自然に変化していきます。

マイクロ脂肪とナノ脂肪を併用する理由

FAMIでは、ボリュームを担うマイクロ脂肪(Microfat)と、肌の再生を担うナノ脂肪(Nanofat)を目的に応じて使い分けています。ナノ脂肪には脂肪由来幹細胞(Adipose-derived Stem Cell, ADSC)が豊富に含まれており、移植周辺の肌の弾力や質感の改善に役立てることができます。単にボリュームを補うにとどまらず、移植環境そのものを整える方向でアプローチしているのが特徴です。これこそが、再生医療をベースとした脂肪移植と従来の方法との決定的な違いといえます。

セロン皮膚科 — 清潭 先端再生医療指定病院

セロン皮膚科は、保健福祉部が指定した清潭の先端再生医療指定病院です。幹細胞を活用した再生医療ベースの施術に対して体系的な基準を設けており、脂肪移植においても単純なボリューム補正を超えた再生医療的観点を統合しています。カン・スンフン代表院長が直接診療・施術を担当し、国内の患者様と海外からの医療観光客の双方に、一貫した診療基準を適用しています。

脂肪移植の結果が時間が経っても自然に維持されるためには、現時点でのボリューム設計だけでなく、数年後の顔の変化まで見据えた計画が必要です。この視点こそが、セロン FAMI 脂肪移植の出発点です。

よくあるご質問

Q. 脂肪移植後、数年経つとすべて消えてしまうというのは本当ですか?
定着に成功した脂肪細胞そのものは消えることはありません。ただし、皮膚の弾力低下・支持靭帯の弛緩・骨格の変化といった自然な老化が進むことで、ボリュームが減ったように見えることがあります。移植した脂肪が吸収されたのではなく、移植周辺の環境が変化したのです。この2つを区別することが、リタッチの必要性を判断する際の中心的な基準となります。
Q. パミ脂肪移植は従来の脂肪移植とどう違うのですか?
最大の違いは、移植の精度とレイヤー設計です。従来の方法が皮下レイヤーへの集中移植になりがちなのに対し、パミは解剖学的な脂肪区画をレイヤーごとに細分化し、マイクロ脂肪とナノ脂肪を組み合わせて適用します。老化後の変化まで事前に考慮して設計する点で、長期的な結果の安定性に大きな違いがあります。
Q. 脂肪移植後に顔がたるんで見えたり、大きく見える場合はどうすればよいですか?
移植した脂肪が過剰であったり、レイヤー配分の設計に問題がある場合、時間の経過とともにボリュームが下方に偏ったり、顔全体が重たく見えることがあります。このときに大切なのは、原因を正確に診断することです。単純な吸収の問題なのか、皮膚の支持力低下なのか、過剰移植なのかによって、リタッチや併用施術の方向性がまったく異なります。安易に再施術を決める前に、まず状態の分析が優先です。
Q. リタッチはいつ行うのがよいですか?
定着が完了する3〜6か月後を目安に最終的な結果を判断するのが基本です。この時点でボリュームが不足していたり、左右差が残っている場合はリタッチを検討できます。一方、施術から1〜2年以上経過した時点でボリューム減少を感じる場合は、移植自体の吸収よりも老化による変化の可能性が高いです。その場合は、リタッチよりもリフティングや再生医療施術を併用する方向がより適しているかもしれません。
Q. 体重が変わると、移植した脂肪も一緒に変化しますか?
はい、定着した脂肪細胞はご自身の体の他の脂肪細胞と同じように反応します。体重が減少すると移植部位のボリュームも減ることがあり、反対に体重が増えるとボリュームが大きくなることもあります。急激な体重変動は結果に大きな影響を与えるため、施術前後を通じて安定した体重を維持することが、効果の持続性において重要です。
セロン皮膚科の診療スペース写真
落ち着いた雰囲気のカウンセリングスペースで、お一人おひとりの顔の構造や回復の方向性をゆっくりと確認いたします。

脂肪移植の結果は、今だけでなく数年先まで一緒に設計します

ボリュームを補うだけでなく、老化の方向性まで見据えたPAMI脂肪移植のカウンセリングを、セロン皮膚科でぜひお受けください。
お一人おひとりの顔の構造と老化パターンに合わせた個別プランをご提案いたします。

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