生脂肪 vs 冷凍脂肪
リタッチのとき、何が違うのでしょうか?
脂肪移植のリタッチをお考えの際、「また脂肪を採取しなければならないのでしょうか?」というご質問はよくいただきます。ファミ脂肪移植の観点から、2つの選択肢の違いと選び方のポイントをわかりやすくご説明いたします。
リタッチ脂肪移植、なぜ思ったより頻繁に必要になるのでしょうか?

脂肪移植を受けてから最初の数週間は、むくみによってボリュームが十分あるように見えます。ところが3〜6ヶ月が経過してむくみが完全に引き、定着しなかった脂肪が吸収されると、期待していたよりも結果が少なく残ったと感じる方がいらっしゃいます。
これは施術の失敗ではありません。脂肪移植が本質的に持つ特性なんですよ。移植された脂肪が新しい血管を形成しながら組織に定着する過程で、一部の細胞は必ず吸収されます。その割合は施術の技法、移植部位、患者様の組織環境によって異なりますが、一定レベルの吸収は生理学的に自然な現象です。
リタッチ(補正施術)は、1回目の施術後に不足したボリュームを精密に補ったり、左右の対称性を整えたり、最初の施術で意図した仕上がりに近づけるために行う2回目の施術です。このとき、重要な疑問が生まれます。再び脂肪を採取する必要があるのか、それとも1回目に残しておいた脂肪を使用できるのか、という点です。
一般的な期間
リタッチまでの採取回数
最初からともに計画します
最初から「リタッチまで含めた計画」を念頭に置いて脂肪移植を受けることで、1回目の採取時に余分な脂肪を冷凍保存しておく選択が可能になります。この準備の有無が、その後のリタッチ体験に大きな違いをもたらします。
生脂肪と凍結脂肪 — 根本的に何が違うのですか?
脂肪移植に使用する脂肪は、「いつ採取してどのタイミングで使うか」によって2種類に分かれます。原理と臨床的な特性が異なるため、どちらの方法がご自身に適しているかを理解しておくことが大切です。
生脂肪 vs 凍結脂肪 主な比較
採取当日にそのまま移植
腹部や太ももなどから脂肪を採取した後、同日に精製工程を経てすぐに移植する方法です。凍結・解凍のプロセスがないため、脂肪細胞の活性度が最も高い状態に保たれます。
メリット — 細胞の生存率が高く、定着環境が安定しています。パミ技法のような精度の高い施術でも、組織反応の予測がしやすい点が特徴です。
デメリット — 修正(リタッチ)の際に脂肪を再採取する必要があるため、採取部位への追加負担が生じることがあります。また、余剰脂肪が十分にある場合にのみ適用できるという条件があります。
1回目の施術時に保管し、後日使用
1回目の施術時に余分な脂肪をマイナス70度以下の環境で凍結保存しておき、修正が必要なタイミングで解凍して移植する方法です。
メリット — 再採取なしでリタッチが可能です。1回目の結果を十分に確認した上で、細かく補正計画を立てることができ、採取部位への追加刺激もありません。
デメリット — 凍結・解凍の過程で一部の細胞にダメージが生じることがあります。保存方法や保存期間によって、細胞の活性度に差が出る場合があります。
どちらの方法も、臨床的に有効な選択肢です。単純にどちらが優れているかという比較よりも、患者様お一人おひとりの状況 — 残存脂肪量、リタッチに必要なボリューム、施術間隔、1回目の経過 — を総合的に判断して決定することが、正しいアプローチといえます。
「凍結脂肪が生脂肪より必ず劣るということはありません。保存技術の進歩により、凍結脂肪の細胞生存率もかなり向上しています。重要なのは、どのように保存し、どのように移植するかです。」
セロン皮膚科 医療スタッフパミ脂肪移植リタッチ、こんな基準でアプローチしています
初回の脂肪移植の際に余分な脂肪を保存しておくと、その後のリタッチ時に再採取なしで使用できます。この計画が最初から立てられていたかどうかが、リタッチの方法を大きく左右しますよ。
冷凍保存の脂肪がない、または不足している場合は、まず再採取が可能かどうかを確認します。体型の変化、過去の脂肪吸引の履歴、体重の増減などが採取可能量に影響することがありますよ。
どの部位にどれだけ不足があるかを立体的に評価します。少量の補完が必要な場合と、全体的な再施術が必要な場合では、アプローチの方法自体が異なってくるんですよ。
上記の評価をもとに、どちらの脂肪を使用するかを決定します。細胞の状態、生着環境、患者様の回復計画、結果の予測可能性をすべて考慮した上で判断が行われます。
FAMI脂肪移植における2つのアプローチの意味
FAMI(Fat Autograft Muscle Injection)脂肪移植は、脂肪を皮下層だけでなく筋肉層の下にも注入することで、血管が豊富な環境での生着率を高める精密な技法です。従来の脂肪移植と異なり、注入する層や深さが細かく異なるため、使用する脂肪の細胞状態が仕上がりに直接的な影響を与えやすいんですよ。
特に顔の脂肪移植において、FAMI技法は目の下・こめかみ・額・頬の内側など繊細な部位に精密に適用されます。こうした部位ほど、移植する脂肪の品質と処理方法が結果を左右しますよ。
採取したての脂肪が有利なケース
採取から移植までの時間が短いため、細胞の活性度が保たれやすいです。FAMIのような精密な層への注入時も組織反応が予測しやすく、移植直後の細胞環境が均一に維持されます。十分な余剰脂肪がある場合に、まず検討する選択肢です。
凍結脂肪が適したケース
再採取が難しい場合や採取できる部位が限られているとき、適切に保存された凍結脂肪は合理的な選択肢になります。初回の結果をしっかり確認してから補正計画を精密に立てられるという点も、大きなメリットです。
セロン皮膚科では、FAMI脂肪移植のリタッチに際して、患者様の脂肪採取の可否・前回の施術結果・保管している脂肪の状態を総合的に検討したうえで、最適な方法を選択しています。「どちらの脂肪が優れているか」という単純な答えではなく、その患者様に最も生着の可能性が高い組み合わせを設計することを大切にしています。
セロン皮膚科は、清潭の先端再生医療指定病院として、幹細胞ベースの再生医療と脂肪移植を融合させたアプローチを研究・実践しています。エクソソームや再生因子と脂肪移植を組み合わせることで、移植した細胞の生存環境を改善できる可能性があるという研究知見が蓄積されており、単なるボリューム補充を超えた再生医療的観点からのアプローチが可能になりつつあります。
よくあるご質問
Q凍結脂肪を使うと、生着率はかなり下がりますか?
まったく同じとは言い切れませんが、現在の医療技術レベルで適切に保存された凍結脂肪は、生着可能な細胞状態を維持できます。ただし、保存方法・期間・解凍プロトコルによって差が生じることがあるため、体系的な管理が行われているかどうかを確認することが大切です。保管期間が長すぎたり、反復凍結・解凍が行われている場合は、細胞の活性度が低下する可能性があります。
Q脂肪移植のリタッチは、いつ受けるのが良いですか?
初回施術から少なくとも3〜6か月が経過し、生着結果が安定してからリタッチを検討するのが一般的です。むくみが残っている状態で早まって補正を行うと、結果の判断が難しくなり、脂肪の過剰移植につながる恐れがあります。十分な時間が経過した後に残存ボリュームと部位を正確に評価してからリタッチ計画を立てると、より良い仕上がりが期待できますよ。
Q最初から凍結保管をお願いすることはできますか?
はい、可能です。初回の脂肪移植時に採取量が十分であれば、余剰脂肪を凍結保管しておく計画を事前に立てることができます。最初からこの計画があるかどうかで、その後のリタッチ体験は大きく変わります。カウンセリング時にリタッチの可能性についても話し合い、採取量を余裕を持って計画しておくことをお勧めします。
QFAMI脂肪移植はリタッチがより難しいですか?
精度の高い技法である分、リタッチの際にも注入層と量の設計が重要になります。初回施術でどの層にどれだけ注入したかを把握していなければ、正確な補正は難しくなります。初めて施術を受けたクリニックの同じ担当医にリタッチを依頼した方が、仕上がりの一貫性という点で有利なのはそのためでもあります。
Q採取したての脂肪でリタッチする場合、回復期間は長くなりますか?
再採取を行うため、採取部位に内出血やむくみが生じる場合があります。ただし、リタッチは初回施術より移植量が少ないケースが多く、全体的なダウンタイムが短いことが多いです。採取部位と移植量によって異なりますので、カウンセリング時に具体的にご確認されることをお勧めします。
リタッチプランについて、今すぐご相談ください
生脂肪と冷凍脂肪のどちらがご自身に合っているか、セロン皮膚科の医師に直接ご相談いただけますよ。清潭の先端再生医療指定病院にて、ファミ脂肪移植の専門カウンセリングを承っております。
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