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No. 44号 2026年7月23日
Cellon Clinic — Cheongdam Regenerative Medicine

スキンブースターの世代交代
もう「刺激」するだけの時代は終わり、「直接」届ける時代へ

肌が自分で作り出すのを待つアプローチから、必要な成分を直接補給するアプローチへ。その転換点に立っているのが、リトゥオ(Rituau)です。

スキンブースター、これまでの方法の限界

スキンブースターの世代交代 — リトゥオが肌に直接届けるもの

リジュラン、ジュベルック、ベニュー、エランセ…スキンブースターというカテゴリーが定着してから、すでにかなりの時間が経ちますよね。肌に特定の成分を注入して再生や弾力を促すという大きな枠組みは共通していますが、従来のスキンブースターのほとんどは同じ作用原理を持っています。それが「刺激(stimulation)」です。

コラーゲン刺激剤、PDRN、PCL、PDLLAといった既存の成分は、皮膚組織に微細な異物反応を引き起こしたり、細胞シグナルを刺激することで「肌が自らコラーゲンを生成するよう」誘導します。この方法には一定の効果がありますが、最終的には肌自身の再生力に頼るという前提が必要です。

その前提が揺らぐ場面があります。40代後半以降、あるいは光老化が蓄積した肌では、刺激を与えても十分な反応が得られないことが少なくないんです。コラーゲンを生成する細胞自体が疲弊していたり、シグナル伝達が鈍くなっている状態では、「刺激を強くする」だけでは解決になりません。むしろ炎症反応だけが残って終わってしまうケースもあります。

リトゥオ(Rituau)は、まさにその課題から出発しています。刺激によって生成を促すのではなく、必要な成分を直接補給するというアプローチです。

従来のスキンブースターの方法

異物反応または細胞刺激によるコラーゲン生成の誘導
肌自身の再生力が十分でないと効果が出にくい
反応速度に個人差が大きく、老化した肌では効果が低下しやすい
結果が現れるまでに数ヶ月かかる

リトゥオのアプローチ

肌に不足している成分を外部から直接補給
肌自身の再生力への依存度が低い
蓄積した光老化や高齢の肌にも対応範囲を拡大
施術直後から肌の変化を実感しやすい

リトゥオは何を、どのように届けるのか

リトゥオの中心成分は、ポリヌクレオタイド(PN)を基盤とした高分子複合体です。重要なのは単にPNが配合されているという事実ではなく、どのような形で、どの層に、いかに効率よく届けられるか、という点なんですよ。

肌の老化とは、基本的に細胞外マトリックス(ECM、Extracellular Matrix)を構成する成分が減少していくプロセスです。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、フィブロネクチンといった成分が徐々に失われることで、肌はたるみ、薄くなり、ハリを失っていきます。理想的なアプローチは、不足しているこれらの成分を直接、真皮層へ補給することですよね。

リトゥオは、そのアイデアを実際に形にしたものです。高分子PNが真皮内の細胞外マトリックス環境に直接組み込まれることで、細胞が活発に働きやすい土台そのものを新たにつくり出します。皮膚細胞に「働け」と刺激するのではなく、細胞が自然と動きやすい環境自体をセットアップするという考え方です。

刺激を与えるというのは、細胞に「やれ」と命令するやり方です。でも環境を変えるというのは、細胞が自らうまく動けるよう、舞台そのものを整えることなんです。肌が疲れているほど、後者の方がより現実的な選択になります。

— Cellon Clinic, セロン皮膚科 医療スタッフノート

リトゥオに含まれる高分子PNは、細胞再生に必要なヌクレオタイドの原料を直接補給します。細胞がDNA修復やタンパク質合成に必要な原料を十分に得られるようになると、皮膚細胞自体のターンオーバーが促進され、真皮内のコラーゲンやヒアルロン酸の産生も間接的に活性化されます。外からの刺激がなくても、再生が起こる仕組みです。

さらにリトゥオは、抗酸化成分とアミノ酸複合体も配合しており、施術部位の酸化ストレスを軽減しながら、再生プロセスに欠かせないさまざまなマイクロニュートリエントを豊富に供給します。単一成分ではなく、複合的な環境を整えることがリトゥオの差別化ポイントのひとつです。

セロン皮膚科でのリトゥオ施術の流れ

リトゥオ施術そのものは、技術的にそれほど複雑ではありません。大切なのは、どのような判断のもとで、どの部位に、どの深さへ注入するか、ということです。セロン皮膚科では、以下のステップでアプローチしています。

01

肌状態の精密分析

肌の厚み・弾力・水分蒸散量・光老化の進行度を丁寧に確認します。「乾燥している」「ハリが落ちた」といった表面的な評価にとどまらず、どの層がどの程度ダメージを受けているかを医師が直接判断します。この段階で、リトゥオが適しているか、他の施術との組み合わせが必要かどうかも決定します。

02

注入深度とパターンの設計

リトゥオは主に真皮中間層(Mid-dermis)を対象としています。肌の厚みは顔の部位によって異なるため、額・頬・目周り・口周りそれぞれの解剖学的特性を考慮しながら注入深度を調整します。同じ製剤でも注入深度が変わると、得られる結果も変わってきます。

03

マイクロインジェクション(Microinjection)の実施

細い針を使い、少量ずつ均一に分散注入します。一か所に過剰注入することなく、肌全体に成分が均等に行き渡るよう、パターン注入を行います。施術時間は通常20〜30分程度です。

04

施術後の鎮静ケア

注入直後は、肌を落ち着かせる再生ケアを併せて行います。リトゥオの成分が肌内部で安定して定着できるよう、余計な熱刺激や摩擦を最小限に抑えたアフターケアを実施します。セロン皮膚科では、エクソソームを用いた再生ケアを組み合わせる場合もあります。

05

施術間隔と継続ペースのご案内

リトゥオは1回の施術で効果を期待するというよりも、2〜4週間隔で3〜4回の継続ケアが推奨されています。肌の状態に応じて、その後のメンテナンス周期も個人差があります。経過を確認しながら、次回のスケジュールを医師が一緒に調整いたします。

リツオが特に向いている肌タイプ

スキンブースターの効果は、お一人おひとりの肌状態によって異なります。リツオは特に、次のようなケースで選択肢として検討できます。

これまでのスキンブースターで十分な効果を感じられなかった方

リジュラン・PDRN・PCLなどを試したものの、期待した効果を実感できなかった場合、「刺激して自己再生を促す」アプローチから「成分を直接補う」アプローチへの切り替えを検討できます。

40代以降、肌の再生力が低下してきた方

細胞の入れ替わりが遅くなり、コラーゲン合成の効率が下がってくる時期には、必要な成分を直接補う方法がより現実的な選択肢になります。

薄く透けて見えるような肌質を改善したい方

真皮層そのものの密度が低下している場合、細胞外マトリクス環境を直接補強するリツオのアプローチが有効です。

施術による刺激をできるだけ抑えてケアしたい方

強い異物反応や炎症を誘発するアプローチに不安を感じる方、敏感肌の方でも、比較的マイルドに対応できます。

真皮層

リツオの主な作用部位
Mid-dermis への直接供給

3〜4回

推奨の連続ケア回数
2〜4週間隔が目安

複合処方

高分子PN+アミノ酸
抗酸化複合体配合

リトゥオを単独で使う場合 vs 組み合わせる場合

セロン皮膚科では、リトゥオを単独施術として行うケースもありますが、肌の状態によっては他の再生系施術と組み合わせることも多くあります。

たとえば、肌のキメや透明感を同時に改善したい方には、リトゥオ注入後にエクソソーム再生ケアを加える方法をご提案しています。エクソソームは細胞間のシグナル伝達物質を豊富に含む成分ですので、リトゥオで真皮環境を整えたうえで表皮の再生シグナルを高める、相乗効果が期待できる組み合わせです。

また、顔のボリューム自体が低下している方には、リトゥオだけではボリュームの回復が難しいため、脂肪移植やフィラーと役割を分けてアプローチします。リトゥオで肌質(クオリティ)そのものを高め、ボリュームは別の施術で補正するという二段階の戦略です。どの方法がお客様に合っているかは、ご来院後に医師が肌の状態を確認しながら一緒にご相談させていただきます。

リジュラン(PDRN)とリトゥオの組み合わせについても、よくいただくご質問のひとつです。どちらもポリヌクレオチド系の成分ですが、分子量と作用のメカニズムが異なります。リジュランが創傷治癒や抗炎症に強みを持つのに対し、リトゥオは細胞外マトリックス環境そのものを整えることに重点を置いています。重複させるよりも、それぞれの役割を明確に分けて活用するのがセロンのアプローチです。

リトゥオについてよく寄せられるご質問

Q リトゥオとリジュラン、どちらの方が効果的ですか?

どちらが優れているとは一概には言えません。この2つの施術は目的が異なります。リジュラン(PDRN)は細胞成長因子受容体を刺激して再生シグナルを送る仕組みで、リトゥオは細胞外マトリックス環境そのものを整えることに重点を置いています。皮膚の再生力がまだある程度残っている場合はリジュランが効率的なこともありますし、肌がかなり疲弊していたり、これまでのスキンブースターへの反応が弱かった場合はリトゥオの方が適していることもあります。ご来院後に肌の状態を拝見してからご提案するのが最も正確です。

Q 施術後、すぐに日常生活に戻れますか?

はい、ほとんどの場合、施術当日でも軽い日常生活はお送りいただけます。微細注入方式のため、肌への負担が比較的少ない施術です。ただし、施術直後に軽い赤みや一時的なむくみが生じることがあり、通常は数時間以内に落ち着きます。当日の激しい運動・サウナ・過度の飲酒はお控えいただくようご案内しております。

Q 何回受ければ効果を実感できますか?

個人の肌状態によって異なりますが、一般的には2〜3回目以降から肌の潤いやハリの変化を実感される方が多いです。リトゥオは細胞外マトリックス環境をじっくりと整えていく施術のため、1回よりも3〜4回続けてケアを行った後の方が効果がより明確に現れます。その後は、お一人おひとりに合わせたメンテナンスのペースをご提案しております。

Q 敏感肌や肌のバリア機能が弱い方でも受けられますか?

強い異物反応を誘導する施術に比べると、刺激が少ない方です。ただし、敏感肌の方はご来院時のカウンセリングで現在の肌状態を詳しくお伝えいただくことが大切です。炎症が続いている皮膚炎や活発なニキビがある場合は、施術のタイミングを調整したり、事前に肌を落ち着かせるケアを先にお勧めすることもございます。

Q 他のレーザーやリフティング施術と併用できますか?

併用は可能です。ただし、同日に高強度レーザーやHIFUリフティングを一緒に行うと肌への負担が大きくなる場合があるため、施術の順番や間隔は医療スタッフが調整いたします。一般的には、まずリトゥオで肌環境を整えた後、レーザーやリフティングは1〜2週間の間隔を空ける方法をお勧めすることが多いです。

セロン皮膚科 医療スタッフによるカウンセリング写真
セロン皮膚科では、カウンセリングと診断のプロセスにおいて、お一人おひとりの顔の構造と回復の方向性を丁寧に確認しております。

リトゥオ施術、まずはセロンでご相談ください

ご自身の肌が刺激方式に適しているのか、直接補充方式の方が合っているのか — 清潭・先端再生医療指定病院 セロン皮膚科の医療スタッフが肌状態を拝見したうえでご提案いたします。

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