スレッドリフティングの副作用、
放っておけば自然に回復するのでしょうか?
施術直後に現れる引っ張り感・しこり・左右非対称 — どこまでが正常な回復過程で、どこからが専門家の判断が必要なのか、セルオンクリニックの視点から率直にお話しします。
「これは副作用ですか?」スレッドリフティング後によくいただく質問

スレッドリフティング(糸リフト、thread lifting)は、溶ける糸を皮膚の下の組織層に挿入し、たるんだ部位を物理的に引き上げると同時に、周辺組織のコラーゲン生成を促す施術です。切開なしで即効性のあるリフティング効果が期待できるため、30〜50代の方を中心に継続的に選ばれている治療法ですよ。
ところが施術後、数日経っても顔の片側がより引っ張られる感じがしたり、頬に小さなビー玉のようなものが触れたり、鏡を見るたびに左右が違って見えたりすると——このまま自然に消えるのか、それとも何かまずいのではないかと、不安な気持ちになるのは当然のことですよね。
結論からお伝えすると、「副作用の種類によって異なる」ということです。すべての不快感が危険なサインというわけではありません。ただ、時間が経っても改善しない、あるいはむしろ悪化しているようであれば、放置することがより大きな問題につながる可能性があります。症状の種類ごとに順を追って確認してみましょう。
自然な経過を見守ってよい反応 vs 専門家への確認が必要な症状
スレッドリフティング後に現れる反応は、大きく二つに分けることができます。正常な回復過程の一部であるものと、早めに医療的な評価が必要なものです。最も重要な判断基準は、「時間が経つにつれて改善しているか」という点です。正常な回復反応は着実に良くなる方向へと向かいますが、同じ状態が続いていたり悪化しているようであれば、放置しないことが大切です。
自然な経過を見守ってよい反応
- 施術直後のむくみと軽い内出血 — 1〜2週間以内に消えるのが一般的です
- 挿入部位の引っ張られる感じや重だるい異物感 — 2〜3週間以内に和らぎます
- 口を大きく開けたときの軽い違和感 — スレッドが定着するにつれて落ち着いていきます
- スレッド挿入経路に沿った軽い敏感感
- 皮膚表面のわずかなディンプル(dimple)— 通常2〜4週間以内に平らになります
- 初期の左右非対称感 — むくみの差異によるもので、4週間後に再評価が必要です
専門家への確認が必要な症状
- 2週間以上続く、または悪化する痛み・圧痛
- 熱感・発赤・分泌物を伴う場合 — 感染の可能性を示すサインです
- スレッドの端が皮膚の外に突き出ている場合
- 片側の顔だけが明らかに歪んで見えたり引っ張られる感じがある場合
- 血腫の形成 — 広範囲にわたる場合や痛みが強い場合
- 4週間以上残る硬い結節
どちらに該当するか判断が難しい場合は、ご来院いただいてご確認いただくのが最も安全です。セルオンクリニックでは、施術後の経過相談を通じて、正常な回復なのか、追加の対処が必要なのかを一緒に判断いたします。
副作用の種類ごとの原因と臨床的な背景
スレッドリフティング後に不快感が生じる原因は、単に「施術がうまくいかなかった」というケースばかりではありません。糸の種類、挿入の深さ、施術部位の解剖学的な特性、お一人おひとりの皮膚の厚みと回復力、そして施術後の生活習慣が複合的に影響しています。種類ごとに原因を把握しておくと、不必要な不安を和らげることができますし、本当にご来院が必要なタイミングもより的確に判断できるようになりますよ。
皮膚表面のディンプル・小じわ
糸が引っ張る方向と皮膚の弾力がうまく合わないとき、表面に小さなしわやくぼみが生じることがあります。多くの場合、2〜4週間以内に糸が組織に馴染むにつれて自然と平らになっていきます。4週間を過ぎても続くようであれば、糸のテンションを調整する処置が必要になる場合があります。
結節・糸の触れ感
糸のバーブ(トゲ)構造や結び目が、脂肪層の薄い皮膚のごく浅いところに挿入された際に、触れるような感覚が生じることがあります。3〜8週間以内に周囲の組織が糸を包み込み、自然に馴染んでいくのが一般的です。頬骨や側頭部など脂肪層が少ない部位では、少し長く感じられることもあります。
左右の非対称
初期の非対称は、むくみが片側に偏って生じるケースがほとんどです。むくみが引いた4〜6週間後も非対称が残っている場合は、糸のテンションの差や固定位置の問題が考えられます。その際は追加調整の施術で修正できるケースが多くあります。
感染・異物反応
施術部位が赤くなり、押したときに熱感や圧痛がある場合、あるいは分泌物が出る場合は、感染や異物反応の可能性があります。このような場合はすぐにご来院いただいて診察を受けることが重要です。抗生剤の処方や糸の除去が必要になることもあります。
糸の突出
挿入した糸の端が皮膚の外に出てしまう状態です。吸収性の糸であっても、完全に吸収される前に突出することがあります。細菌感染の経路となる恐れがあるため、ご自身で処置せず、必ず専門家による安全な除去が必要です。
血腫
糸の挿入過程で微細な血管が損傷し、血液が溜まることがある状態です。局所的で痛みがそれほど強くない場合は、圧迫処置や自然吸収を待ちますが、範囲が広い場合や痛みが強い場合は、排液処置が必要になることがあります。抗凝固薬を服用中の患者様は、事前に必ずお知らせください。
セルオンクリニックのスレッドリフティングへのアプローチ
副作用の発生率は、どのクリニックで、どのような基準のもと施術を受けるかに直結しています。セルオンクリニックでは、スレッドリフティングを単純に「糸を入れる行為」としてではなく、診断からアフターケアまで一貫した医療プロセスとして捉えています。
精密診断 — 顔面解剖学的構造の把握
同じ年齢、似たようなたるみの程度であっても、脂肪の分布・靭帯の構造・皮膚の厚みが異なれば、挿入の深さや糸の種類も変わってきます。標準化された診断なしに施術を行うと、不必要な組織損傷や左右非対称が生じるリスクが高まります。セルオンクリニックでは、顔面構造の分析を診断の出発点としています。
糸の選択 — 目的に合わせた素材・構造のマッチング
PDO・PLLA・PCLなど、糸の素材やバーブのパターンによって持続期間とリフティングベクターが異なります。コラーゲン刺激が主目的か、物理的な挙上が主目的かによって選ぶ糸は変わり、この判断が最終的な仕上がりの質を大きく左右します。目的と部位に合った糸を的確に選ぶことが、副作用予防の第一歩です。
施術の精度 — 解剖学的安全層の遵守
糸を挿入する層がわずかに変わるだけで、仕上がりと副作用のリスクが大きく変わります。浅すぎると糸が触れたり浮き出たりする可能性が高まり、深すぎると重要な構造物に影響を与えることがあります。解剖学的安全層を正確に守る、熟練した施術が何より重要です。
アフターモニタリング — 回復経過の早期確認
施術後1〜2週間以内に経過を確認し、正常な回復状態かどうかを早期に把握します。この段階でディンプル・左右非対称・結節が見つかれば、軽い処置だけで修正できるケースがほとんどです。一方、4〜6週間が経過してから初めて問題に気づいた場合は、対応の範囲が広がる可能性があるため、早期確認がとても大切です。
施術の前後に、副作用リスクを下げるための実践的な注意事項
よい結果は、施術室の中だけで決まるものではありません。施術前の準備と施術後の生活習慣が、回復のスピードや最終的な仕上がりに大きく影響します。とくに施術前にご自身の健康状態や服用中のお薬を正確にお伝えいただくことが、副作用を防ぐうえで最も大切な第一歩です。
施術前 — あらかじめお知らせください
- 抗凝固薬(アスピリン・ワルファリンなど)を服用中の場合 — 内出血・血腫リスクが高まります
- 自己免疫疾患・ケロイド体質の方 — 異物反応リスクの事前評価が必要です
- 施術2週間前からの飲酒・喫煙を控えることをお勧めします — 血行や回復力に影響します
- 直近6ヶ月以内に同部位への施術歴があればお知らせください — スレッドの重複リスクを確認するためです
施術後 — このようにケアしましょう
- 施術後1週間は激しい運動・サウナ・飲酒はお控えください — むくみや血腫の悪化を防ぐためです
- 大きく口を開けたり、過度に噛む動作は1〜2週間ご遠慮ください — スレッドの位置を安定させるためです
- 洗顔・メイクは担当医の指示に従ってください — 通常、翌日から可能です
- 気になる症状が現れた場合は、ご自身で判断せずにご来院ください — 早期対応が結果を守ります
「スレッドリフティングは、施術そのものよりも、誰がどのような基準でスレッドを選び、どの層に挿入するかが、結果を左右する割合がはるかに大きいのです。副作用が心配な方は、施術前に十分なカウンセリングを受け、ご自身の肌状態に合ったプランをあらかじめ立てることが、最も重要な第一歩となります。」— セルオンクリニック カン・スンフン 院長
スレッドリフティングの副作用 — よくあるご質問
スレッドリフティング、施術前にもう一度確認したい方へ
副作用が心配な方は、施術前に十分なカウンセリングを受けることが一番の予防になりますよ。
セルオンクリニック清潭で、お肌の状態とご希望に合わせたプランを一緒に考えさせていただきます。

