まぶたの脂肪移植、
なぜ得意なクリニックが少ないのでしょう
顔のどの部位よりも小さく、繊細なスペース——まぶた。PHARMI(パーミー)脂肪移植がこの部位にアプローチする方法が、一般的な脂肪移植とどう異なるのか、詳しくご説明します。
まぶたはなぜ特に難しい部位なのでしょうか

顔の脂肪移植のカウンセリングにいらっしゃる患者様の多くが、「目元も改善できますか?」とお聞きになります。目の下のクマ、まぶたのくぼみ、まつ毛の上あたりのへこんだ感じ。こうしたお悩みをお持ちの方は、思っている以上にたくさんいらっしゃいます。
ところが、まぶたへの脂肪移植をきちんと行えるクリニックは、実はとても少ないんですよ。なぜでしょうか?理由は明確です。目の周辺はスペース自体が非常に狭く、皮膚が薄い上に、血管や神経が密集した構造になっているからです。
一般的な脂肪移植は、頬やほうれい線のように、ある程度スペースに余裕のある部位に脂肪を注入する方法です。しかしまぶたはまったく異なります。少し多く注入しただけで皮膚の表面に脂肪がボコボコと透けて見えてしまい、逆に少なすぎると効果を実感しにくい。その許容範囲は非常に狭いんです。
許容誤差の範囲
(顔の平均の半分以下)
脂肪層の区分
上記の数値は、まぶたへの脂肪移植が他の部位とはまったく異なるアプローチを必要とする理由を端的に示しています。この部位に限っては、豊富な経験と解剖学的な理解、そして脂肪の精製技術が同時に備わっていなければなりません。
PHARMI(パーミー)脂肪移植とは何ですか
PHARMI(パーミー)は、セロン皮膚科が採用する脂肪移植プロトコルの名称です。単に脂肪を採取して注入するだけではなく、脂肪をどのように精製し、どの層に、どれほど精密に配置するかに重点を置いたアプローチです。
PHARMIの中心となる要素は、大きく二つあります。
採取した脂肪を遠心分離・ろ過する工程で、不要な油分・血液・細胞残渣を可能な限り除去します。純度の高い脂肪細胞だけを残すことで定着率を高めるのが目的です。同じ量を注入しても定着する量が変わってくる理由は、まさにここにあります。
まぶたのような狭くデリケートな部位は、単一の層ではなく複数の層に分けて少量ずつ配置する方が、より自然な仕上がりになります。脂肪が一か所にまとまらず均一に分散されることで、定着後も皮膚表面がなめらかに保たれます。
PHARMIアプローチにおいてもう一つ重要なポイントがあります。それは注入器具の太さです。目の周囲に使用するカニューレ(cannula)は、通常の脂肪移植用器具よりも細いものでなければなりません。太い器具を使うと注入圧が高まって脂肪細胞にダメージを与えるリスクがあり、組織内出血が生じる可能性も高まります。セロンでは、まぶた部位には特に細い規格のカニューレを使用しています。
まぶたの脂肪移植、こんな方に適しています
まぶたへの脂肪移植が、すべての方に必ずしも最善の選択とは限りません。まずご自身の状態を正確に把握することが大切です。
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1まぶたがくぼんでいる方・へこんでいる方
加齢とともに目まわりの脂肪層が減少すると、まぶたが落ちくぼんで見えることがあります。まつ毛の上あたりがへこんで、目元が鋭く疲れた印象になるケースも少なくありません。こうした方は脂肪を補充することで、目元が柔らかく生き生きとした印象に変わることが期待できます。
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2眼窩まわりのボリューム低下により目の下がくぼんでいる方
目の下のクマの原因のひとつは、ボリュームの減少です。色素沈着ではなく影によって暗く見えているケースであれば、適切な位置に脂肪を補うことで改善が期待できます。ただし、この部位は特に正確な層の選択が重要です。
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3目元全体に老化のサインが現れている方
頬や法令線、目元まで顔全体のボリューム低下が進んでいる場合は、まぶただけを単独で扱うよりも、顔全体の脂肪移植プランの中に組み込む形の方が、より自然な仕上がりになります。
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4以前の手術や施術による変形がある方
二重手術後にまつ毛の上がくぼんで見えたり、フィラーの副作用で組織が不均一になったりした場合にも、脂肪移植が補完的に活用されることがあります。ただし、このようなケースでは原因と状態をより丁寧に把握する必要があります。
まぶたの脂肪移植 vs フィラー — 何が違うのか
目の周りのボリュームを補う方法として、フィラーと脂肪移植はよく比較されます。どちらもアプローチの方向性は似ていますが、メカニズムと適した状況が異なります。
- 即時的なボリューム効果
- 6〜18か月程度で吸収される
- 定期的な再施術が必要
- 目の周りは血管圧迫のリスクあり
- 注入位置が不適切だと硬結・蒼白化の恐れ
- 溶解注射による部分的な修正が可能
- 生着後は長期的に維持される
- 自己組織のため異物反応がない
- 再生効果(SVF含有時)
- 精密注入により自然な質感を実現
- 初期のむくみが引いてから最終結果を確認
- 生着率の管理が重要な変数となる
まぶたにフィラーを使用すること自体が悪いわけではありません。ただ、この部位はフィラー注入時に血管関連の合併症リスクが他の部位より高く、フィラー成分が想定より広い範囲に拡散してしまう可能性があります。一方、脂肪移植は自己組織を使用するため免疫反応のリスクがなく、適切に生着すれば長期にわたって安定した結果が期待できます。
ただし、脂肪移植には生着率という変数があります。注入した脂肪のすべてが定着するわけではないため、施術直後の状態と最終的な仕上がりが異なる場合があります。この不確実性を最小限に抑えるためのものが、PARMi方式の精製・配置プロトコルです。
セロン皮膚科が目元の施術を慎重に行う理由
セロン皮膚科は清潭洞に位置する先端再生医療指定病院です。保健福祉部から先端再生医療機関として指定されていることは、単なる施術件数やマーケティングではなく、技術・安全・倫理的な基準を満たした機関として公式に認定されていることを意味しています。
目元の脂肪移植においてセロンが特に重視していることがあります。それは「しない方がよい場合もある」という判断力です。
目元の脂肪移植は、適応が明確な場合にのみ行います。すべてのまぶたの悩みが脂肪移植で解決できるわけではなく、誤ったアプローチはかえって目元を重たく見せたり、表面の凹凸トラブルを生じさせたりすることがあります。この部位では、まず正確な原因を把握し、脂肪移植が適切かどうかを判断するプロセスが、施術そのものと同じくらい重要なのです。
カン・スンフン代表院長が診察から施術まで直接担当する体制も、この部位では特に意義があります。目元のようにデリケートな部位は、診察の段階で解剖学的な状態を把握した医師が直接施術を行うことで、結果の予測精度が高まります。診察と施術を別々の担当者が行う体制では、どうしても情報の欠落が生じてしまうのです。
また、セロンでは必要に応じて、脂肪移植にSVF(間質血管細胞群)やエクソソームを組み合わせた再生医療ベースのアプローチを併用することができます。単純なボリューム補充ではなく、組織そのものの再生環境を整える方向性です。これこそが、セロンが「再生医療×アンチエイジング融合専門」というアイデンティティを持つ理由でもあります。
施術前後に知っておくべきこと
まぶたへの脂肪移植をご検討中の方は、現実的な期待値を持っておくことが大切です。
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1初期の腫れは避けられません
目の周りは他の部位に比べて浮腫みが出やすい箇所です。施術後1〜2週間は腫れにより「入れすぎたのでは?」と感じることがあるかもしれません。最終的な結果は、腫れが引いて生着が安定する4〜8週間後に評価するようにしましょう。
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2生着率によってはリタッチが必要な場合があります
脂肪移植では、注入した量の一部が吸収されます。まぶたのように動きの多い部位は、生着率が比較的低くなることがあります。そのため、初回の結果が物足りないと感じるケースもあり、追加のリタッチ施術を計画する場合もあります。
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3脂肪の採取部位についても考慮が必要です
まぶたに必要な脂肪の量はごく少量です。お腹や太ももなどの採取部位からわずかな量を採取するだけで十分です。この部位単独での施術も可能ですが、顔の他の部位への脂肪移植と同時に行うことで、採取部位への負担を軽減できますよ。
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4日常生活への復帰は思ったより早めです
目の周りの腫れは初期に目立ちやすいものの、社会生活に支障をきたすほど長く続くケースはほとんどありません。個人差はありますが、1〜2週間以内にある程度日常生活に戻れる方が多いです。ただし、紫外線対策など生着に適した環境を整えることが、特に初期段階では重要です。
よくあるご質問
まぶたのお悩み、まずは正確な診断を受けてみましょう
脂肪移植が適している部位かどうか、どの方法がご自身の状態に合っているかは、実際の診察を通じて確認するのが最も確かです。セロン皮膚科の姜承勳(カン・スンフン)代表院長が直接ご相談を承ります。
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