脂肪吸引後の皮膚たるみ・凹凸、
本当に起きるのでしょうか?
脂肪吸引をお考えの方から最も多くいただくご質問です。VASER超音波テクノロジーが皮膚の構造にどのように作用するのか、科学的なメカニズムからセロン皮膚科のアプローチまで、率直にお伝えします。
皮膚のたるみは、脂肪吸引そのものの問題なのでしょうか?

「脂肪吸引をすると皮膚がたるむ」という話は、完全に間違いとも、完全に正しいとも言えません。たるみが生じるケースとそうでないケースの間には、明確な違いがあるんですよ。
皮膚はもともと弾力性を持っています。コラーゲンとエラスチンが網の目のように張り巡らされているため、脂肪がなくなった部分をある程度自力で収縮させて埋めることができるんですね。ただし、この弾力回復能力には限界があります。
たるみが生じやすい条件
40代以降の皮膚弾力の低下 / 一度に過剰な脂肪量を除去 / 真皮層にまでダメージを与えるカニューレ操作 / 術後の圧迫管理が不十分。これらのうち一つでも重なると、皮膚が完全に収縮できず、たるんだままの状態で定着してしまうことがあります。
たるみが生じにくい条件
20〜30代の十分な皮膚弾力 / 適切な除去量の設計 / 真皮層を傷つけない精密な施術 / 十分な圧迫下着の着用とアフターケア。技術と環境が整えば、皮膚は脂肪が抜けたスペースを自然に収縮させながら埋めてくれますよ。
「たるみは脂肪吸引の宿命ではなく、皮膚組織をどのように扱うかによって決まるものです。まさにこの点で、技術の差が結果を左右するんですよ。」
凸凹になる本当の理由 — 技術と経験の差
皮膚表面が不均一に残る現象を、専門用語で「コンツアー不整(contour irregularity)」と言います。これが起こる原因は、大きく分けて三つあります。
-
1
脂肪除去のムラ
カニューレを特定の層や方向にだけ繰り返し動かすと、脂肪が過剰に取れる部位とそうでない部位が生じます。この厚みの差が皮膚表面の凹凸として現れるのです。
-
2
真皮層のダメージと線維化
機械的な刺激が強すぎると、真皮のすぐ下にある線維組織が不規則に硬化してしまいます。これが皮膚の内側から引っ張る力となり、ディンプル(dimple)のように見える原因になります。
-
3
皮膚収縮スピードのばらつき
脂肪を一度に大量除去すると、皮膚が収縮するスピードや方向が部位ごとに異なってしまいます。特に太ももの内側や二の腕のように皮膚が薄い部位では、この影響が顕著に現れやすいです。
この三つの原因はいずれも、施術中の組織へのダメージを最小限に抑えることで予防できる問題です。つまり、脂肪をどのように分離・吸引するかが、仕上がりを左右するのです。
VASERはなぜ皮膚の保護に有利なのか? — 超音波の選択性
VASER(Vibration Amplification of Sound Energy at Resonance)は、超音波エネルギーを用いて脂肪細胞を選択的に乳化する技術です。「選択的」というキーワードが最大のポイントですよ。
従来のカニューレ吸引 vs VASER超音波乳化
従来の方法
カニューレを物理的に押し引きして脂肪を砕きます。脂肪細胞だけでなく、周囲の血管・神経・結合組織まで傷つけてしまう可能性があります。脂肪が除去された部位に出血や血腫が生じやすく、組織が不均一に残ることで凸凹した仕上がりになる場合があります。
VASERの方法
超音波が脂肪細胞膜にのみ選択的に作用し、細胞を乳化させます。血管・神経・結合組織は相対的に保護されます。乳化した脂肪はカニューレで穏やかに吸引するため組織へのダメージが抑えられ、皮膚収縮の環境がより均一に整えられます。
VASERが皮膚の弾力にポジティブに働くメカニズム
超音波エネルギーが真皮層内のコラーゲン産生を刺激する可能性があります
乳化後に吸引するため脂肪層が均一に保たれ、皮膚の収縮が整いやすくなります
物理的な摩擦が減り、血腫・線維化のリスクが相対的に低くなります
もちろん、VASERも施術者の技術と経験によって結果が大きく異なります。超音波エネルギーを高出力・長時間で照射しすぎると、逆に熱によるダメージが生じることがあります。技術の真価を引き出すのは、最終的には施術の設計力と執刀経験にかかっているのです。
セロン皮膚科のアプローチ — 技術を超えた設計思想
セロン皮膚科は、清潭の先端再生医療指定病院として、VASER脂肪吸引に再生医療の考え方を組み合わせたアプローチをとっています。単に脂肪を除去するだけでなく、除去した後の組織環境まで丁寧に考慮しています。
カン・スンフン代表院長による直接施術
セロン皮膚科では、カン・スンフン代表院長が診察から施術まで直接担当しています。部位ごとの解剖学的特性と患者様個人の皮膚弾力を直接評価し、カニューレの方向や深さをリアルタイムで調整しながら、均一な除去が行われるよう努めています。
再生医療の視点によるアフターケア
先端再生医療指定病院として、エクソソームや成長因子を用いた再生施術を脂肪吸引後の回復プログラムに取り入れることができます。組織の回復速度と皮膚収縮の環境を改善するサポートが期待できます。
個別最適化された除去量の設計
一度にできるだけ多く除去することが目的ではありません。対象部位の皮膚弾力・厚み・年齢などを考慮し、皮膚が十分に収縮できる範囲内で目標量を設定します。無理な過剰除去こそが、たるみの最大の原因になるからです。
国内・海外の患者様に同一基準を適用
医療渡航でお越しいただく海外の患者様にも、国内の患者様とまったく同じ診療基準を適用しています。言葉の壁を感じることなく、事前カウンセリングから術後の経過確認まで、一貫したケア環境をご提供しています。
皮膚のたるみや凹凸が生じるかどうかは、どの機器を使ったかよりも、どのような方針で設計・施術したかによって大きく左右されます。機器はあくまでも道具に過ぎません。
よくあるご質問
Q年齢が高いと、脂肪吸引後は必ずたるみますか?
年齢を重ねるにつれて肌の弾力が低下するのは確かです。ただし、「必ずたるむ」と断言することはできません。事前に弾力の状態を評価し、それに合った除去量を設計することで、たるみを最小限に抑えることができます。必要に応じてリフティング系の施術と組み合わせる方法もあります。大切なのは、肌の弾力の限界を無視して無理に除去しないことです。
QVASERを使えば凹凸が100%なくなりますか?
VASERが従来の方法と比べて組織へのダメージが少なく、均一な除去環境を整えてくれるのは事実です。ただし、どんな機器も「100%」を保証するものではありません。結果は執刀医の経験と施術の設計に大きく左右されます。VASERは良い結果を出すための優れたツールであって、それ自体が結果を約束する装置ではないのです。
Q脂肪吸引後に肌が凸凹になってしまった場合、後から改善できますか?
施術後3〜6ヶ月は組織が安定する期間です。この時期を過ぎても表面の凹凸が残っている場合は、脂肪の再配置、リタッチ吸引、または高周波・超音波を用いた肌改善施術で補うことができます。線維化が強い場合は、より積極的なアプローチが必要になることもあります。まずは経過を正確に評価することが優先です。
Q圧迫ガーメントはどれほど重要ですか?
思っている以上にとても重要です。圧迫ガーメントは、脂肪が取り除かれたスペースに向かって肌が均一に収縮できるよう促してくれます。正しく着用しないと、肌が不均一に癒着したり、血腫が生じやすくなります。通常、施術後4〜8週間の着用が推奨されており、この期間をしっかり守ることが仕上がりの質に直接影響します。
Q脂肪吸引とリフティング施術を同時に行うこともありますか?
はい、特に太ももや二の腕のように肌の弾力が不足している部位では、脂肪吸引と肌の収縮を促すリフティング施術を組み合わせることもあります。どの組み合わせが適しているかは、肌の弾力状態・除去する脂肪の量・目標とする体型によって異なるため、個別カウンセリングを通じて決定します。セロン皮膚科では、このような複合的な設計に関するご相談を、カン・スンフン代表院長が直接担当しております。

